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意外と知られていないトラム120號の秘密

香港島のアイコン的な存在でもあるトラム、
そして数あるトラム(全部で166両)の中でも
特別な存在である120號トラム。

120號

なぜ120號が特別な存在であるのか?
それは120號が1949年に作られた第4世代の最初の車体であり、
現在もその形を保っているためである。

120號120號

外見だけでなく、内装もレトロでノスタルジックな仕様になっている。
ここで
「じゃあ120號は1949年からずっと走り続けているのか、スゲェ!」
と思われる方もいるかもしれない。
しかし、1949年といえば66年も前のこと。
さすがに同じ車体が66年も走り続けていると考えるのには若干無理があるだろう。
それにいくら大事に使っていても今の見た目は新しすぎる。

では120號に何があったのか?
1949年から42年後の1991年、それまで走り続けてきた120號はかなりガタがきていた。
もう走れない体だったのだ。
他の車両も次々に第5世代に移行していった。
120號を残したいと考えたトラム会社は120號トラムをいったん解体し、
当時の86號トラムの部品を加えて新しい120號トラムを作ったのである。
新しい120號トラムの誕生である。
よって1991年より前が第4世代120號トラムのオリジナル、
それ以降はレプリカという事ができる。

ちなみに新旧120號の簡単な見分け方は以下の通り。
左がオリジナル、右がレプリカである。
行先表示のスクリーンの位置がオリジナルはほぼ中央なのに対して、
レプリカはちょっとだけ下にさがっている。

120號
(写真提供:Joseph Tse)

以上が120號の歴史である。
お爺ちゃんトラムは今日も香港島のどこかで走っている。
でもやっぱり坂がキツイらしく、筲箕湾で見かけることはほとんど無いそうだ。
ただでさえ珍しい120號トラム、もし筲箕湾で見かけた方は超ラッキーですね。

おまけ。
オリジナル120號の椅子はコレクターの方が大事に保管されています。
みんなに愛される120號さん、9年後のトラム創業120週年記念が楽しみですね。

120號

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この記事を書いたライターさん : yoyo

yoyo
渡航回数30回の80後世代香港迷。

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