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香港最南端の島・蒲台島を最悪のタイミングで訪れてしまった!?

IFC
土曜朝9時、IFC。
普段ならベッドの上で二度寝を楽しんでいる時間に私はすでに目的地へと向かっていた。

つい先週のこと、ツイッターで私が何気なく呟いた一言。
香港は雨が降りそうだからアウトドアな活動はダメっぽいよね、というような主旨で
発したメッセージだったと思うのだが、間もなく返信がやって来る。

ポートイ島はもう行かれましたか?香港の最南端制覇!
東西南北を全部制覇したら面白いかも??

だから天気が悪いって言ってるのに…  しかし、こういうことを言われると私は弱いのである。
ポートイ島とやらがどんなところなのか知らないが、とりあえず実際に行ってみたくなる。
知らないことには好奇心を燃やしてしまうどうしようもないヤツ、それが私である。

蒲台島 (Po Tai Island)。香港最南端の島。
島までの交通手段は、赤柱もしくは香港仔からのフェリー。
朝の10:00にそれは出発するらしい。(だから9:00集合なのだ・・・)

これがIFCの前で目をこすりながら、香港朋友を待っていた私がもっていた全ての情報だ。

今回は香港仔から島へ向かう

香港仔
香港仔のフェリー乗り場。(スケジュールはこちら
付近にはすでに多くの香港人が乗船を待っている。
ここからはラマ島に行くこともできるから、きっと彼らの目的はそちらだろう。

香港仔
きっとこんな船が来るんだろうと思っていた。
なんせ今日同行する香港人も蒲台島なんて行ったことがない。
相当モノ好きなヤツくらいしか興味がない島なはずである。

香港仔
しかし、実際にやって来たのはこれ。
長洲島のフェリーなんかに比べればちょっとアレだが、
私の想像よりも遥かにしっかりしたヤツが来てしまったので随分安心したのを覚えている。

香港仔
フェリーの中は意外にも満席状態。これで約1時間。
隣の人たちとついつい会話が始まってしまいそうなほど船内は盛り上がる。

ついに香港最南端の島に上陸

蒲台島
蒲台島。
ちなみにこれでも島一番賑やかな場所である。島には店が3つくらいしかなかったはず。
寂れた漁村って言葉でもちょっと盛りすぎかも、っていうのが正直な感想。

蒲台島
海沿いのわずかな土地に決して堅牢とは言えない簡素な造りの家が点在する。
失礼だが、人が本当に住んでいるとはにわかに信じがたいくらい不安な建物たちである。

蒲台島
島ではどこまでも淡々とした抑揚のない景色が続く。
それは長洲島に見られるような古き良き香港を彷彿させる景色というわけでもなく、
ただただ剥き出しの島民の生活の時が流れているだけなのである。

蒲台島
数えるほどしかない店にもまったく活気がない。
この島には商業を営むだけの体力がないし、その性質は長洲島ともラマ島とも異なる。
行き交う島民もわずか。しかもそのほとんどが老人ばかり。

私は田舎が好きだし、人があんまり興味を持たない場所でもニヤニヤして時間を過ごす。
そんな人間ですら、思ってしまった。「この島、何もない・・・。」と。
探せど探せど自分の気に入るものが見つからない場所っていうのは久しぶりだった。

そういえば煲仔飯の時に

先週、ツイッターで知り合った方たちと今季最後の煲仔飯を食べるため、坤記を訪れている。
全部で4人。それぞれが全く違ったバックグラウンドを持っていて、
「香港」というキーワードがなければ全くつながらなかったであろう参加者たち。

盛り上がる会話の途中で「そういえば、今週末は蒲台島ってとこに行くんです。」
と反応を期待せずに告白してみたところ、香港に来てまだ1年にもならない方が、
「あ、蒲台島には海苔がいっぱい入った美味しいスープがあるからお試しを。」
なんて返して、私を含めた他の永久性居民カード所持者たちを驚かせたのを覚えていた。

このスープだけはなんとしても飲んで帰りたかった。

蒲台島
・・・。
ちなみに、島でご飯が食べられるっていう情報があったから、朝食はわざと抜いてきている。
この時の私の落胆ぶりは想像に難くないだろう。

蒲台島
他のレストランもどうやら開いてないらしいが理由はこれ。
イベントの正式名称は不明だが、島をあげてのお祭を絶賛開催中だったから
普段はガラガラであろうフェリーが満席状態だったのも合点がいく。
香港中の蒲台島に縁を持つものが島に戻るフェリーに同乗していたのだ。

蒲台島
島民みんなで昼食。午後からはカントニーズオペラと続く、
香港郊外の郷村でよく見られる古典的なお祭である。

蒲台島
島中の廟や祠にお祈りをささげる一行も。
(どうせやるならもうちょっと衣装とかにも気をつかって欲しかったけれど)

やること無い、食うものもない

おそらく島の中心部は5分もあれば歩ききれるサイズ。
そして、歩ききったとしてもそれほど目を引くようなものは見つけられないはずだ。
更に今日は運が悪いことに唯一の島の売りだと思われる海苔スープにもありつけない。

まさに踏んだり蹴ったりな情況である。

このままフェリーに乗って帰ってやろうかとも思ったが、冒頭のツイッターの
タレコミをしてくださった方がこうも仰っていたのを思い出す。

山というより丘ですが、本格的に暑くなる前に!

丘?ラマ島みたいな軽いハイキングコースがあるのだろうか。

蒲台島
ほどなく丘の上に上がれそうな場所を発見。

蒲台島
30分後。(引き続きを登っているところ。)

蒲台島
の上の風景。
注 1 : 立ってらんないくらい風が強いです。
注 2 : 私、ありえない程空腹です。

蒲台島
青空が広がってたならきっと景色も楽しめたんだろうなぁ。
約2時間近くのハイキングコース(って言ってもいいと思う。ラマ島より確実にキツイ)。

蒲台島
ちなみに、途中で同行の香港人が大騒ぎしてたのがこの植物。
山棯っていうらしいのだけど、食べるとそれなりに美味しいらしい。
山の上でだけ自生して、街市等には出回らないから、登山者たちだけが知るその味やいかに。
日本ではテンニンカって呼ぶそうな。
(シーズンは夏。写真は去年のものが枯れて残っている状態。)

蒲台島
ということで、空腹のまま島では何も食べずに泣く泣く帰路へ。
今回は天気も悪かったし、タイミングも特に悪い時に訪れた蒲台島。
やっぱり長洲島やラマ島が恋しくなってしまったのであった。
今度行くときは青空の下、海苔スープを堪能する予定。

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この記事を書いたライターさん : HKLF

HKLF
Cha Siu Baau編集係。偏見に満ちた愛と独断で香港をぶった切る異色ウェブサイト「香港ライフファイル」著者でもあったりします。

5 コメント

  1. 最北東の東平洲は行かれたことありますか?
    なければ次回行ってみてください。大学駅から少し歩いた馬料水フェリー乗り場から週末のみ船が出てます。
    香港のくせに携帯電波は中国の電波をローミングで拾うようなところです。

    • HKLF

      例のイカスポットから東平州に行く舟はよく見かけていましたが、実際には行ったことはないですね。
      今回、この記事を書いてから複数の方に「行くべし」とのお声いただいていますので、次の行き先は決まったようなものですね。笑
      ちなみに、今回の島も携帯はチャイナキャリアでした・・・。

      • ぜひレポートよろしくお願いします。
        ちなみにイカすスポットはまだ行っていないのですが、アオリイカって通年で釣れるのでしょうか。よく釣れたのが香港にいらっしゃったばかりの頃のお話だとするといまはそのスポットも人気スポットになっていて、イカさんたちも賢くなってるかもしれませんね。

        • HKLF

          時期的には結構長く釣れていたと思いますが、冬はおそらくダメだと思います。
          1杯釣れれば十分っていうサイズの親が釣れる春と、小さめだけど柔らかい食感の若いのが秋だったような。
          私がよく行っていた時は防波堤の上が墨だらけになっていましたが、今はどうでしょう・・・。

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