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鬼佬(gweilo. ガイジン)視点の、パラレルワールド的香港について。

こんにちは、香港在住歴3.5年目のコンソリーニ•恵です。

私は対ローカルな香港企業•香港人とビジネスを営んでいる日本人ですが、
夫が金融業界で働くアメリカ人の為、私生活では欧米人コミュニティーとの絡みが多いです。

彼らのフィルターを通して香港を体験することが非常に多いので、初回はChaShiuBaauの他ライターさんの描くディープでリアルな香港とは真逆の、むしろホンモノとは異なる 、一種パラレルワールド上に存在する彼ら目線の香港について語ってみたいと思います。

まず、

香港在住欧米人駐在員の生態系を解剖:

•多くの人は、ごく限定的な地域に生息している

このへん:
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一部西貢に住む人も。

•上記エリアにあるアパートメントに、ホライズンプラザで買った 鬼佬好みなアジアンテイストの家具を揃えるのが好き。

こういったもの:
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•週末はホームパーティーを開き、ファーマーズ•マーケットやクラフトフェア情報に敏感。

こんなイベント:
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•ひっそりとした路地裏の麺屋さんみたいな、香港の醍醐味的な食事処にはあまり行かないけれど、洋風なこんなところは気に入っていて新しいスポットに敏感。

典型例:

ミッドレベルにあるOola
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全体的に、開放的なアーバン調の雰囲気が特徴。

• ワンチャイとランカイフォンが夜のたまり場。

•九龍側は、「Dark Side (暗黒側)」といって避けたがる。

香港島側と比べて英語が思うように通じないのと、 鬼佬御用達のカフェ等が少ないのが原因だという説が有力です。

•交通手段は専らタクシーかおかかえ運転手。香港に住み始めてからバスに乗った事のない人多し。(八通カードすら持っていない人も。)

•子供を英語&中国語(他の言語圏の家族は+1)バイリンガル・トリリンガルにする夢を抱いている。(、、でも、自分自身が広東語を習おうと思った事はない。)

•どの企業も最近、Expat PackageをLocal Package に切り替えているので、今まで程甘い思いをできなくなっているのが、悩みの種。

そんな彼らが香港で気に入っていること:

•駐在員社会が狭いのでキャリア・私生活共に、ネットワークを構築しやすい。

•欧米人駐在員が居住•活動するエリアは狭い香港の中でも限られているので、パーティーに行ったり夜遊びしたりするのに便利。

•白人男性は、無駄にモテる。 ( 本国で全くモテなかった白人がアジア圏にきてモテ始めて、自己認識が歪んでしまう事をZero to Hero Syndromeといいます。)

•お手伝いさんや運転手さんを雇えるライフスタイル。

•母国に帰ると、「東洋の端で、エキゾチックな経験を積んできた人」(我々の知らない世界を知っている人!)と、ちょっとCoolだと思ってもらえる。

•香港の地理的位置により、隣国に気軽にバケーションしに行ける。毎週火曜日の朝にキャセイパシフィックのFanfareのオファーをチェックするのが 習慣。
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逆に、彼らが香港で好きじゃないところ:

•母国基準より遥かに家がせまく、高い。

•母国で普通に買っていた食材が、とても高い。

アーティチョークやフェンネル(茴香)みたいな野菜を気軽に買えないことを嘆き、シティースーパーの目を剥くような値段について愚痴りつつも、やはり最終的に購入する。

•レストランで使用している人工調味料(MSG)に対する恐怖心。

外食する際に最も重要なチェックポイント。ローカルな路地裏ワンタン麺屋に行かない大きな理由の一つ。

•生活の場面で、英語が通じないところがあるのがストレス。

彼らは「広東語を学習しない自分が悪い、、」と一応認識しつつも、機嫌が悪い日には、「Why don’t you understand…!?」とタクシーの運転手さんに逆切れする姿もよく見られます。

•大気汚染が気になる。

大気汚染計測アプリを活用し、数値が基準を上回ると極力外出しない人多し。
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そんな彼らは、

「香港は永遠に住むところではないけれど、後数年くらいは住み続けたいな」

、、ということを、かれこれ毎年言っています。

快適な生活に慣れてしまって、本国に帰ったらお手伝いさんなしで子育てをしないといけない、という恐怖心が香港に留まるモチベーションのどのくらいの占めているのかは不明ですが 、やっぱり狭い駐在員コミュニティーのぬくもりを感じてて、 香港人もたまにぶっきらぼうだけれど心優しい事も知っているし、比較的安価にマッサージやオーダーメイドの服や家具を堪能でき、色々と便利で治安も良い香港が好きなんだなという印象を受けます。

彼らの好きなのは果たして「ホンモノの香港」といえるのか?

という大きな疑問は残りますが、この多様な経済都市においてExpat達 も香港の重要な 構成員だということは事実。

そんな彼らは、いざ香港から引っ越すことになると皆「香港を出る前にやっておくことリスト」をいそいそと書き出し 、

アクアルナに乗ってビクトリアハーバーを渡る」とか「ペニンシュラホテルのチャーター•ヘリで香港島を周遊」みたいな、

いや、やっぱりそれはホンモノのローカル香港じゃあないと思うんだけど、、

と突っ込みたくなるような項目も含むリストを制覇していきながら、この地との別れを心から惜しむのでした。
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この記事を書いたライターさん : Megumi_Consolini

Megumi_Consolini
ドイツ → イギリス → 日本を経て、現在香港在住の30歳。オーガニック食品流通会社を経営しつつ、アメリカ人夫と新婚生活してます。個人ブログはこちら:30歳、女社長@香港のなんでもブログ

4 コメント

  1. 私がよく香港に出入りしていたのは返還前後ですが、やはり欧米人コミュニティーに属していたので、「あるある!」なお話が聞けてちょっと嬉しいです。ディープなローカル体験はさほどできていない反面、彼ら独自のコネクションで普通なら行けない/できないことも色々経験できたのはとても楽しかったし、20年近い時間を超える今でも友人と呼びあえる人達に出会えたのは宝です。

  2. chrisrockさん>
    コメントありがとうございます! そうそう、本来だったら社交クラブ(american clubとか)やチャリティーオークションに行く機会はないので、これが「ホンモノのディープな香港」とは対極に存在する世界だとしても、別の意味で非常に香港っぽい体験なんじゃないかな、とも思うんですよね。笑    引き続きどうぞよろしくお願いします^^ (このテーマはシリーズ物になる予感が)

  3. これ、駐在日本人視点の、とタイトルを入れ替えてもほぼ通用する感じですね。週末の行き先ががイオンやハイグレード飲茶、食材が米やキュウリ、家具はIKEA、、、あとは共通点を多く感じます。
    そして、パートナーが欧米人の恵さんだからよりリアリティがありますね。

  4. 日本人の場合、香港とは文化や漢字等、若干共通する部分があるので欧米人群よりは上手くインテグレートできている印象を受けてたのですが(外から見る限りでは)なるほどそうですか! 今度観察してみます、、笑

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