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失われた視界を求めて~【第一章】コンタクトレンズ編

失われた視界を求めて~【第一章】コンタクトレンズ編

3年前の、ある穏やかな朝。

愛用のハードコンタクトレンズが平らになった。

一瞬にして不穏な一日に。

ついにこの日が来たか―。
ソフトコンタクトレンズを買う日がー。

私が富豪であれば即座に日本に帰国し、
難なくハードコンタクトレンズを購入して
何事もなかったかのように生活を続けられる。

しかし。
残念ながら私は富豪ではない。

ちゃきちゃきの庶民だ。

帰国できないのであれば、ここで買うしかあるまい。
≪ここ≫とは香港だ。話が通じるのか―。
言語の問題もあるし、根本的に「話」が通じるのか――。

そもそもソフトだと乱視を矯正できないから、ハードを使っていたのだ。
しかし噂によれば、技術が進歩し、ソフトでも可能らしい。
しかし本当に大丈夫なんだろうか。
(いろいろ)心配である。

幸い友人のご親戚が営んでいる眼鏡屋さんを紹介してもらえ、
英語も通じ、こちらがど近眼・強度の乱視ということも
伝えることが出来(検眼したけど、念押し)、無事購入できた。

ひとまず3か月分を購入。

その後。
やはり使い慣れないせいか、違和感が。
そろそろレンズのストックも無くなりそうなので
前回とは違う眼鏡屋さんで作ってみることにした。

「これ、どこで買ったの?あなた乱視ひどいけど、このレンズ乱視用じゃないよ」

今何と?

「あとね、このめがねもどこで買ったの?視力と全然合ってないよ」

眼鏡は買ってから相当の年月が経っていたので
度が合わなくなっていても不思議ではない。
驚いたのは、コンタクトレンズに乱視の矯正が入っていないとは。

知らなかったのだが、ソフトコンタクトレンズには「乱視用」というのがあるのだとか。
実は、見え方がおかしいとは思っていたのだが
初めての経験なので目が慣れていないのだろうか、と考えていた。

調査不足であった…。
うっかりしていた…、
…た…???

…。
いや、待て。
よしんば私が「乱視用」のレンズの存在を知らずとも
そこは専門家として眼鏡とコンタクトレンズを商う眼鏡屋さんが
きちんと注文するべきではないのか。と、いうより、

検眼したよね?
メモ見せたよね?

私の乱視はどこへ消えたのだ。

***
「とりあえず、3か月分買ってみて。よかったらまた来て。」

問題なかったので、その後6か月分も購入。
コンタクトレンズは何とか入手できた。

次の問題は、眼鏡だ。

つづく

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この記事を書いたライターさん : KYNA

KYNA
2012年来港、広東語・普通話独学中。努力を実らせるのはたやすくないことを実感。加齢のせいか。なじみの茶餐廳の店員さんの「察する」能力でご飯が買えている。ありがとう。

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