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沙田を通る度に気になっていたアレの謎に迫ってみた – 萬佛寺

今日、私が訪れたのはここ。

沙田
MTR沙田駅

とは言っても、別に沙田の街に用があったのではないわけで。
では、何故にこの香港屈指のベッドタウンまでやって来たかというと・・・。

萬佛寺
アレが気になってたから。
え?いや、バスでもそこを歩いている人でもなくてさ。

萬佛寺
アレだよ、アレ。
山の上になんだかお城みたいなのが立ってて、気にならない?

実はこれ、沙田に毎回来る度にとっても気になってたものなんだけど、
でも「わざわざ登って行くっていうのもダルいでしょ・・・」っていう私らしい理由で
見て見ぬふりを8年間続けてきていた曰くつきの建物。

駅すぐそばだから、地図も持たぬまま出発だ

しかし、もうそんなことも言ってらんない。逃げの人生とはここでおサラバ。
親しい友人が香港から出払ってしまって、完全に置いてきぼりをくらった
この連休だからこそ、こういうことに時間を使うべし!なのだ。

ということで地図も見ること無く、私はおもむろに歩き始めた。
あんまり遠い感じもしないし、方向的にもIKEA方面で間違いないはず。

萬佛寺
早速IKEAの入ってるビルに到着。・・・って言ってもみんな分かんないか。
香港島の人は銅鑼湾に行くだろうし、九龍の人はMegaboxだろうしな。
沙田のIKEAと言って分かるのはおそらく新界北部もしくは西部在住の人だけかも?

沙田
そんなローカルIKEA前を左折すると政府合署へ。ここを私は右に曲がることにした。

萬佛寺
すると、ほらほら。
まさに迷うこと無く、あの建物への登り口に到達したではないか。
自慢じゃないが方向感覚とかは割と精確な方なのだ。

イラストから察するに私が進むべきは左。萬佛寺なる建物に向かえば良いはず。

冗談みたいな光景が広がる萬佛寺までの道

萬佛寺
歩き始めてすぐの図。
何やら、ものすごいインパクトを放つ物体たちが視界に入ってるような気がする。

萬佛寺
正体は全員が金色に塗りたくられたこの方たち。ものすごい数の像が並んでいる。

萬佛寺
この無数の像の正体だけど、いわゆる五百羅漢と呼ばれるもの。
仏典編集に参加した500人の弟子たちを敬うために作られたもので、
それ自体は日本にも多く存在するのだけれど、これだけ派手なものは
世界広しと言えどもなかなかお目にかかれないんじゃないだろうか。

でも、さすが香港だよね。潔いほどにやり切ってる・・・。

萬佛寺
500人の弟子が祀ってあるだけあって、延々とこの風景が続く中、坂道を上がる。

萬佛寺
表情やポーズもそれぞれ個性も豊か。
「いやん、見ないで。」

萬佛寺
「あ、先生、すみません。手挙げちゃいましたけど、やっぱりわかりませんでした。」

萬佛寺
「山登りなんてやめて、ここで一杯やってけよ。」

坂が地味にきつくて、息も切れてきているっていうのにこの方たちが
ピンポイントで笑わせてくるから、腹筋が痛い・・・。

腹筋破壊の坂道ももうすぐ終わり。像の顔つきも変わってくる。

萬佛寺
そんな弟子たちの誘惑にも負けずに登って行くと、何やら建物が見えてくる。

萬佛寺
何だか高貴な姿をした像が多くなってきてるような気が。
今までのちょっとまだ浮世に未練が残ってんのかも、な人たちとは一味違う。

萬佛寺
境内に到着。

登って来て良かった!予想以上に美しい萬佛寺境内の風景

萬佛寺
萬佛寺境内の様子。

30を過ぎてから自然と寺院を巡ったりするのが楽しいな、と思うようになった。
だけど、それは専ら日本に帰った時のお話。香港のそれには侘び寂びがないし、
実際行ってみてもただただ派手なだけで「へぇ、それで?」な事が多い。
(寺院に限らず、そういうことが香港って多いけれどね)

萬佛寺
でも、何だかこの萬佛寺は私は好きだなぁ。

萬佛寺
もちろん、派手には変わりないんだけど、たとえば道教の廟みたいに破壊的な個性を
放っていないというか。やはり仏教らしい謙虚さと調和への試みが気持ち残っているというか。
写真は観音さまと韋駄天さま。ここでは背中合わせで立っている。

萬佛寺
本当は本堂の中を見てもらいたいんだけれど、写真撮影はNGだからね。
興味があるって人はぜひぜひ自分の目で見てみて欲しいな。

萬佛寺
いつも何となく拝むフリして帰ってくるのだけど、そろそろ香港流に
どうやって参拝するのかとかきちんと勉強したいところ。

ちなみに、もうちょっと上まで行けたりもするよ

萬佛寺
本堂にも参ったから、じゃあ下りようか。でもいいけれど、実は五百羅漢の道には
続きがあるから、ご興味がある方は本堂の脇道から登って行ってみて欲しい。

萬佛寺
武器を持った武人たちが多く祀られているゾーン。

萬佛寺
それでもこういう地雷な方もいらっしゃるけれど。
目からカエルの脚が出てますよ、的な。

沙田
そんな道を登りきれば視界は開けて沙田の街が一望できる。絶景、絶景。

結局、萬佛寺の一番奥には何が・・・

で、結局最後に何があるかというとね。

萬佛寺
こんな感じの光景。

萬佛寺
向かって右側。
爺様率いる軍勢が山の上から沙田の街に向かって戦闘態勢という、勇ましい図。

萬佛寺
左手には小さな祠。そして、その裏手に・・・

萬佛寺

目的も果たしたし、帰ろっと。

これにて長年の疑問も完全に晴れたわけだし、清々しい気持ちで下山したい。
今後、沙田に来たってもう見て見ぬふりをすることもあるまい。
あの山の上には無数の金色の芸人たち、いや仏様たちがいらっしゃると
胸を張って言えるわけである。

下山の前にあらためて沙田の街並みを見下ろす。
いつもは人でごった返す中心街もこうしてみるとまた違って見える。

萬佛寺
・・・?あれ・・・?

萬佛寺
何であれがあんな遥か下に見えるのか・・・?

萬佛寺
すみません。ここまで書いといて何だけど、場所を間違えたみたいです・・・。

結局、あの建物は何だったのか、知りたい方。続編をこちらからチェック。
気を取り直して今度こそちゃんと沙田のアレに辿り着いてみたい 〜 沙田寶福山

 

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この記事を書いたライターさん : HKLF

HKLF
Cha Siu Baau編集係。偏見に満ちた愛と独断で香港をぶった切る異色ウェブサイト「香港ライフファイル」著者でもあったりします。

7 コメント

  1. 家の近くだけど他人のブログでいつも見てるので自分で行ったことない。
    たぶんこれからも行かないと思う。
    山登りキライなので

    • HKLF

      そんな急な坂道じゃないですよ。
      周りの金像たちを見てればすぐに着いちゃう感じですし。
      気が向いたらぜひ。

  2. 行くなら寒いうちですね。
    いい天気の平日行って見ます。

  3. 何年か前に藤原竜也と綾瀬はるかが虫取り網をもって、金ピカに塗ったくって萬佛寺にまぎれた人間3人を捕まえる番組をやっていました。

    目から手が出てるやつは確か手の中に小さな目があったと思います。

    戻りも同じ道を降りて行きましたか?
    本堂のイーアルカンフーに出てくるような塔の近くからもう一つ降りる道がありまして、そこから降りて行くと高確率で猿が荷物を奪いに襲ってきます。

    • HKLF

      ええ、何ですか、その番組。
      企画自体がめちゃくちゃシュールだし、あの二人があんな場所で!?
      後ほどインターネット上で探してみたいと思います。素敵な設定すぎます。

      帰りはおそらく仰っておられる道で下りたと思います。お猿さんとも出会うことができました。

  4. 猿に襲われませんでしたか。
    今ちょっと出先で動が探せないのですが、2010.10.15放映の金曜スーパープライム天国と地獄in香港という番組です。

    • HKLF

      ありがとうございます。
      先ほどそれらしいファイルを見つけました。
      結構長いようなので、寝る前にベッドの上でゆっくりと。

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