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香港マクドナルド(M記)の価格設定の闇にやんわりと挑んでみた 〜 あなたのM記、無駄に高くない?編

香港マクドナルド(M記)の価格設定の闇にやんわりと挑んでみた 〜 あなたのM記、無駄に高くない?編

はい、ということで。

香港マクドナルド(M記)の価格設定の闇にやんわりと挑んでみた 〜 香港最安のM記編

の続きをやります。始めたからには後ろは振り返りません。

前回の調査でおそらく香港最安のM記は深水埗駅前になるんじゃないかという事実は
確認されたんだけど、じゃあ反対に一番高い店舗も調べておきましょうよ、てのが今回の趣旨。
だって、同じもの食べるのに不透明な追加料金のせられるなんて、そして一消費者として
その詳細を知らないなんてちょっとバカバカしいじゃない?

まぁ、結果を知ったところで何も変わらないんだけど、知ってて容認してあげてるのと
何も知らずに無知な消費者として搾取されているのではまた意味合いも違うんじゃ、ってことで。

まずは九龍一番の繁華街、尖沙咀を攻める

正直、私は前回の最安M記を巡る旅よりも、今回の「香港で一番ふっかけてるM記を追求する
道のりの方が遥かに楽なんじゃないかと考えている。
何故なら、基本的にそういう商品への価格転嫁は家賃の高騰する都心部で起こるものだから。
そういう意味では今回の方が大分目星がつけやすいのだ。

早速、私は深水埗から南下し、九龍半島一番の繁華街でもある尖沙咀エリアを目指した。

彌敦道
九龍の中心を南北に縦断する彌敦道。
私がさっきまでウロウロしていたエリアとは交通量が段違いだし、ここらは列記とした観光地区。
各店舗が負担する家賃も下町とは比べ物にならないはずだ。

九龍公園
MTR佐敦駅で下車した私の目の前に飛び込んできたのがこちら。
大きさこそ謙虚なものの、色が色だけに異常な存在感を放つM記のサイン。

九龍公園
場所 : 尖沙咀・九龍公園内 / 予想家賃 : 高 / 客層 : 九龍公園を散歩して一息つく市民および旅行者

まずはこのエリアで一番落ち着いているだろうと思われるこの九龍公園内、プール前の店舗
チェック。おそらく家賃自体はやはりそれなりに高いとは想像されるけれど、人通りが少なく、
散歩のついでにちょっと座っていこうかしら、な非常にオットリとした店舗だけに
尖沙咀内でも大人しい感じのプライスを出してくると予想する。

九龍公園
尖沙咀エリアでも選りすぐりのオットリ店舗にも関わらず、いきなり高値更新のHK$22.50!

さすがの尖沙咀である。こんな寝てんだか起きてんだか分からない爺様、婆様しか
来ないような店舗ですら、深水埗のHK$18.70を大きく上回る価格をだしてくるとは
M記も随分と強気である。その差なんとHK$3.8。20%以上の上乗せ
そして、MTRでおよそ10分程度乗るだけで20%も価格が違うことに普通に驚ける。

尖沙咀エリアでM記が食べようかな、と思った新界在住のあなた。
もし地元に戻るまで我慢できるならそれだけでこんなに節約できることを心の隅に
覚えておいて欲しい。都心のM記に入る度に約20%の贅沢料を払ってるって事実も

ちなみに私の御用達のM記も気になる

広東道
九龍公園を横切って、広東道を目指す。

尖沙咀エリアのキーワードは何と言っても「観光客」だろう。
家賃だけにフォーカスするならば、香港には他にもっと高いところは存在する。
したがって、ここ尖沙咀で絶対に暴いておかねばならないのは、今私の追っているM記が
観光客に対していくら搾取しているか」という点になる。
そういう観点から、広東道近辺はこの地区内での重要調査地点と私は認識しているわけだ。

中港城
そこでまずチェックしたいのがここ。中港城。
中国各地の都市へとフェリーで旅立つ垢抜けない本土客たちがこの一角の主役。
本土臭が色濃く漂う広東道でも、ずば抜けて俗っぽい雰囲気を醸し出す禁断の場所でもある
マカオの派手な夜に夢を馳せる外国人観光客もそれに紛れてほくそ笑んでいる。

中港城
場所 : 尖沙咀・中港城内 / 予想家賃 : 高 / 客層 : 中国本土人が主。マカオへ向かう旅行客も。

わざわざここまで来たのには二つ理由がある。

まず、M記が本土人対象に特別な価格設定をしているかどうかを調べたい。
ここ数年、来港する本土人の平均所得が減ってきているのは聞かれるが、今でも一般的な
香港人よりも大分財布の紐が緩そうな連中はいくらでも見られるからいいお客のはず。

それから、2つ目の理由は私が一番利用するM記でもあるからだ。
自分の利用する店舗が全港最高値を記録しようものなら、金輪際ここには入らないつもり。

中港城
HK$22.50。先ほどの九龍公園内の店舗と同じだ。
本土人、マカオで豪遊する観光客、と割とふっかけても良さそうな客層にも思えるが、
M記まさかの尖沙咀内の通常プライスから据え置きであった。

まさに、中国人不打中国人である。

ちなみにこの後、彌敦道を含めて尖沙咀のM記数店舗に押しかけたのだが、どこもHK$22.50。
おそらく尖沙咀エリア一帯でこのプライスが適用されていると思われる。

いよいよ本丸、香港島へ向かう

新界、九龍と来れば、最後は香港島へと向かう。
香港内でも平均所得が高い層が居住するエリアだけに最高値を追っていくなら当然のことだ。

海港城
クリスマス後も相変わらずな海港城。
このデコレーションが意味もなくしばらく続くから、私は毎年食傷気味になってしまう。

フェリー乗り場
場所 : 尖沙咀・フェリー乗り場前 / 予想家賃 : 高 / 客層 : 世界各国からの旅行客

尖沙咀を離れる前に、この店舗にはぜひ寄っておきたい。
フェリー乗り場前、そして星光大道の始点として世界各国の旅行客が大量に訪れるという
インターナショナルなM記店舗。香港きっての観光スポットを目の前に心弾む旅行者たちの
狂いに狂った金銭感覚につけ込んだ商売をするならばここしかないだろう。

フェリー乗り場
予感は的中。尖沙咀エリアの平均プライスであるHK$22.50を僅かに上回る、
HK$22.80で絶賛営業中であった。

金にガメツイ香港人なら、「◯◯◯の店舗は、HK$0.5安かったわよ!!」ってなクレームも
当たり前に飛んできそうなものだが、ここの主な客層はそんなことを知る由もない海外からの
ハッピーで心大らかな旅行客たちである。M記からしてみれば、ドル箱店舗なわけだから、
ここでふっかけないで、どこでふっかけるよ?が正常な反応なのも頷ける。

ということで、九龍地区最高値はおそらく尖沙咀・フェリー乗り場前店舗のHK$22.80

さぁ、海を渡っていざ向かうは香港島きっての商業地区

スターフェリー
いつ乗ってもスターフェリーは楽しい。天気が悪いのは残念だけど。

さて、ついたのは中環だが、そのまますぐにバスに乗って移動。

銅鑼湾
やってきたのはこの街、銅鑼湾。
そのまま中環でも良かったのだけど、わざわざここまで来たのには理由がある。

銅鑼湾
ちょっと写真が分かりにくいかもしれないけれど、SOGO前の美珍香。
私のあやふやな記憶の中では、香港一高い家賃を払って営業している商業店舗のはず
じゃ、そこらへんに存在するM記もそれなりに高い家賃を払ってるんでしょ、っていうことね。

銅鑼湾
場所 : 銅鑼湾・SOGO前 / 予想家賃 : 高 / 客層 : 香港島を中心とする市民および観光客

で、白羽の矢が立ったのがこの店舗。
SOGO前の交差点からは微妙に離れるが、客層はほぼ同じで店舗サイズも巨大。
中環以外でポテンシャルを秘めている香港島店舗といえばここをおいて他に私は思いつかない。

銅鑼湾
そんな私の期待とは裏腹に、結果はHK$22.50

おそらく尖沙咀地区の平均価格と同じレベルにここらの店舗も設定されているのだろう。
若干拍子抜けな感じもしないこともないが、これで心置きなく、香港島中心部の中環に
向かうことが出来るというもの。

これでもし、中環の各店舗がHK$22.80を下回るようであれば、全港最貴至尊漢堡の座は
尖沙咀・フェリー乗り場前店舗のものとなることが確定する。

いよいよ大詰め、香港の金融街・中環へ

銅鑼湾
中環へは運転が再開したトラムで向かう。今日だけで何回乗り物にのったことか・・・。

中環
場所 : 中環・皇后大道中/ 予想家賃 : 高 / 客層 : オフィス街のリーマン・OL等

中環におけるまず最初の店舗はこちら。
休日だから旅行客の姿が目立つが、平日はオフィス街でランチ難民になってしまった人たちの
最終目的地として機能しているのではないかと予想される。
また、場所柄、翠華と並んでランカイフォンから酔い覚ましに歩いてくる客が朝までグッタリ
しちゃったりするポイントでもあったりもするため、客入りには困らない優良店舗。

低所得者層とは縁のない場所であり、価格は当然強気に決定できると想像される。

中環
さすが中環、なプライスがいきなり出てきた。HK$22.80

銅鑼湾を含めたこれまでの店舗を凌駕する価格を一店舗目からしっかり出してくるのは
香港随一の金融街の名に恥じないもの。HK$22.80は尖沙咀・フェリー乗り場前店と同額、
一位タイの記録である。

やはり気になるのはあの店舗

例のごとく、外堀から埋めていく私の価格調査。
中環まで来たとなるとやはり気になるのはあの店舗だ。

徳輔道中
途中に見えた店舗もさり気なくチェック。徳輔道中沿い店舗。
ここもHK$22.80だ。中環地区はHK$22.80安定か

IFC
最終目的地は当然ここ、IFC。

IFC
場所 : 中環・IFC内/ 予想家賃 : 高 / 客層 : 高所得層の市民および観光客

顧客の質、および家賃。どちらの観点から見ても申し分のないポテンシャルを秘めるIFC内店舗
香港市民であっても普段なかなかここで買い物するなんて機会もないであろう、ってくらい
低〜中間層の庶民とは縁のない場所であるし、払う家賃に関しては言わずもがな。

以前はもう一つ下の一番人通りの多いフロアにあったのだが、現在の場所に移動済。
売上、家賃共に若干落ち着いた傾向は見られるものの、香港・中環のランドマーク的建物内の
店舗だけに並々ならぬ期待を抱いてしまう

IFC
どんっ。意外や意外。HK$22.80

先に訪れた中環の2店舗と同じ価格設定だ。
諸々の条件を考えてみても、IFCにはサプライズを期待していたのだが。
ただ、それでも他の場所ではほとんど見ることの出来なかったHK$22.80をエリア一帯に
設定しているのはさすが中環とは言うべきだけれどね。

ということで総括

こうして、M記を追いながら香港を一日で巡る旅は終わった。
結果としては香港最安値がMTR深水埗駅前店舗のHK$18.70(約290円)。 逆に高値が
中環エリア一帯と尖沙咀フェリー乗り場前店舗でHK$22.80(約350円)の一位タイを記録。

最大差額はHK$4.1。価格上乗せ率22%となったわけで、人によってその感じ方もそれぞれだと
思うけれど、このMTRに乗れば20分圏内という狭い空間でこれだけの複雑な価格設定が日常的に
行われていることは個人的には素直に驚きだったと言えると思う。

お金のことになると天賦の才を発揮する香港人、そして企業たち。
実際こうやって調べてみないと分からないような、あの手この手で商売してくる来るわけである。
私たち日本人も賢い消費者として、日々注意を怠らないようしたい。

最後に、一日でこんだけいろんな店舗まわって、一ドル足りとも落とすことのなかった
M記スタッフさんたちにはこの場を借りて撮影協力のお礼等、述べておく。

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この記事を書いたライターさん : HKLF

HKLF
Cha Siu Baau編集係。偏見に満ちた愛と独断で香港をぶった切る異色ウェブサイト「香港ライフファイル」著者でもあったりします。

2 コメント

  1. 香港フリーク

    圓方には麥當勞ありませんでしたっけ?

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